Xin chào! Tôi tên là Hiromi! ひろみです!わたしはベトナムのことが大好きで、ベトナムの面白さや魅力を多くの方に知っていただきたいと思っています。
待ちに待ったホーチミンメトロが2024年12月22日(日)いよいよ開通しました。
早速、開通日に乗ってきたので徹底的に解説します。
開通前の様子は別の記事でご覧ください。
こちらではベトナムの地下鉄の開通に至るまでの経緯などを記載しています。
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【ホーチミンのメトロ・地下鉄】開通前の様子を徹底解説します!
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それではホーチミンメトロについてみていきましょう!!
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目次
- 1 ホーチミンメトロ1号線
- 2 チケット(料金)
- 3 券売機
- 4 自動改札
- 5 旧来方式の掲示板
- 6 ホーチミンメトロの車両
- 7 ホーチミンメトロ1号線の各駅を紹介
- 8 まとめ
ホーチミンメトロ1号線
駅は全部で14駅、地下駅は3駅・高架駅は11駅です。
ホーチミンメトロ1号線は日本が開発に関わったということもあり、設備などは私たち日本人にとっては馴染みのあるものもかなり多いように思いました。
将来的には8号線までの計画があり、トラムやモノレールまで予定されています。また、ホーチミンのタンソンニャット国際空港と4B号線が繋がる予定もあります。
が、しかし、、、1号線が計画されて完成するまでに実に10年以上かかっています、、、
1号線は無事に開通しましたが、次に開通が予定されている2号線は、2025年現時点で2030年以降に運行予定となっています。けれど1号線は完成してから様々な問題が起き何度も何度も開通を延期しました。また、今後の用地買収が予定通りに進んでいなかったりと様々な問題もあり、2号線以降は一体いつできるのかな??という感じではあります。
とはいえ、今回日本のODAがベトナムの鉄道事業に参加することになった記念すべき1号線です。早速1号線についてみてみましょう!
チケット(料金)
- チケットは7,000ドン(約42円)〜20,000ドン(約120円) ※キャッシュレスは1,000ドン(約6円)割引
- 1日券 40,000ドン(約240円) 3日券 90,000ドン(約540円)
- 1ヶ月定期 300,000(約1,800円) 学割1ヶ月定期 150,000(約900円)
旅行者には3日券などが向いているかもしれませんね。しかし現在のところ、旅行者にとってはベンタイン駅とお隣のオペラハウス駅間以外で観光スポットになるようなところはまだあまりないかなぁとも思います。
券売機
ベトナムではコインが流通していないのですが券売機にはなぜかコインを入れる箇所がありました。これは視聴者さんのコメントによると
とのことでした。現在ではコインを全く見ることはありませんよね。私は2019年に初めてベトナムを体験しましたが、以来コインは一度も見たことはありません。
ちなみにこの券売機を作っているメーカーは外国メーカーかと思いきや「日本信号」という日本のメーカーなんですよ!
自動改札
こちらは日本の自動改札と同じような仕様になっています。
日本の自動改札もクレジット決済だけは別機械が読み込むようになっていますが、ホーチミンのメトロも同じようにクレジットの端末は別の機械でタッチすることになっているようです。
初めての方はちょっとわかりにくいかもしれませんね。
旧来方式の掲示板
電光掲示板は旧来の電光掲示板でした。英語とベトナム語が表記されていました。
これは券売機のように鉄道の計画がだいぶ前にあったことが影響しているのでしょうか。
ホーチミンメトロの車両
現在は3両編成のワンマン運転です。
現在車両は3両編成ですが、ホームが長く作ってあったので、この先6両編成まで増やせそうな感じはしました。
運転間隔は8分〜12分おきに運行されています!
ホーチミンメトロの車内の設備
ここから車内の設備をみていきましょう!
座席
座席は海外の電車あるあるのプラスチック製です。日本は布製で柔軟性もありますが、世界標準で見たらプラスチック製ですね。
ベトナム人は小柄な人も多いため開業初日は7人スペースに9人が座っているというのは標準でした。座り心地はまずまずと言ったところでしょうか。
車いすペース
車内には2両目に車椅子スペースがあります。
優先席
また、車両の端には日本と同じように優先席もしっかりと設けられています。でも、ベトナムの方は困った人を見るとほぼ助けてくれるので、優先席という概念は必要ないかもしれませんね。
吊り革
吊り革は背の高いものと低いものの2種類があります。
扉スペースは170センチほどの吊り革、座席の前にあるのは150センチほどの吊り革です。
ベトナム人は背が低い方が多いのでっていう理由かよくわかりませんが、割と日本よりは低い位置に吊り革があるという印象です。
網棚
網棚はありません。YouTubeのコメントにもなぜか網棚を気にする方が多かったので網棚について情報を載せてみました。
しかし、網棚がないのはなんでなんでしょうか?
ドア上の駅案内表
ドア上の案内板です。開いている、これから開くドア側が緑のランプ、閉まっているドアは赤のランプが点灯します。
よく見ると、将来繋がる予定の路線の案内表示も載っていました!
ホーチミンメトロの外観
パッと見た感じ東京メトロの東西線のような感じがします。パンタグラフは1両目と3両目に配備されていました。
個人的な感想になりますが、乗り心地はとっても良くて特に大きな揺れも感じません。日本の地下鉄となんら変わらないと思います。
スピード
実際に時速何キロで走っているのか測ってみました。地上では100キロぐらいは出てる模様です。
ちなみに公式発表によると、地上区間の最大スピードは110キロ、地下区間は80キロとなっています。
ホーチミンメトロ1号線の各駅を紹介
ホームも綺麗でしっかりとした造りになっていました!各駅にホームドアもしっかりついています。開業時は各駅ホームに駅員がいて、黄色い線を少しでも越える人がいると容赦なく怒鳴りちらしていました!そこだけはなんとしても阻止したいという駅員たちの強い信念を感じたところでもあります!
そして、ホーチミンメトロには3駅の地下駅と11の高架駅があります。主要な駅の詳細を紹介しますね!
ベンタイン駅(Ga Bến Thành)
まずはなんと言ってもホーチミンメトロ1号線の起点駅「ベンタイン中央駅」ですよね。
将来的には2号線、3A号線、4号線が乗り入れる予定でホーチミンメトロの中心となる駅です。
出入り口は全部で6箇所です。
2025年現在、通行できるのは以下の出口です。
参考
- 1番出口
- 2番出口
- 3番出口
- 6番出口
ベンタイン駅1番出口
市立公園内にあるハスの花の西側に位置する1番出口。開通前には赤い絨毯が敷かれて開通イベントが行われていました。
こちらの1番出口の反対側にベンタイン駅唯一のエレベーター口があります。
こちらの改札口は「ハスの天井」のある西改札に近いので、「ハスの天井」を下から見てみたい人にとってはおすすめです!
ベンタイン駅2番出口
こちらの出口は開業日、一番最初に一般開放された出口です。歴史的なオープンは2024年12月22日(日)10時06分でした。
オープン時の出来事
初日は時刻表通り朝5時から運行していましたが、公式オープンは10時と予告されていました。私は10時発の1番電車に乗りたかったのですが、10時になってもゲートが開かないため、一般客は10時発の電車には乗ることができませんでした。この辺りはベトナムだなぁと感じるところですよね。
開業時の様子です
ベンタイン駅3番出口
左に写っている建物がベンタイン市場です。
こちらは新しくなったベンタイン市場!
ベンタイン駅4番、5番出口
4番出口、5番出口は工事中のようなビルに繋がっているため現在通行できません。
実はこの建物、リッツカールトンがオープンする予定ということでしたが、、、、計画ごと頓挫してしまったようです。引き継ぐ会社も現れないようなのでこの通路はもはや永遠に・・・使われないのではないかと思われます。空高く舞い上がった重機も全く動いていません。
おかげでホーチミンの中心観光名所のど真ん中に廃墟があるというなんともアンバランスな光景になっていますが、この辺りものベトナムならではの景色ですね。
この先は永遠に?行き止まり・・・
ベンタイン駅6番出口
ローカルバスの路線がたくさん走っている、ハンギ(Hàm Nghi)バス停に一番近い出口です。
ベンタイン駅の改札
改札は西改札と東改札の2箇所です。上記の写真は西改札です。上記の写真の真上にハスの天井があります。1番出口とエレベーター口が最寄りです。
ベンタイン駅のトイレ
海外旅行をする日本人にとってトイレ事情は最も気になるところではないでしょうか?
こちらのトイレですが、むしろメトロに乗る用事がなくてもお金を払って入る価値はあるんじゃないかくらい綺麗でした(開業初日なので当然かもしれませんが、、、、)。そして、ベトナムでは珍しい多機能トイレもしっかり完備されていました。
ただ、私が利用した初日はタバコを吸う方もいらっしゃったりしました・・・マナーの問題はまだまだこれからでしょうね。
多機能トイレではおむつ交換台も完備されていましたよ!
ベンタイン駅のプラットホーム
吹き抜けが高く安全性の高いプラットフォーム、私は最初、みなとみらいの駅に似ているなと感じました。
プラットホームは吹き抜けていて、誤ってホームに落ちることのないようしっかりと安全扉もあり、安全な設計となっています。パッと見東京メトロ南北線ですね。
ホーム行きのエレベーターも完備しています。
オペラハウス駅(Ga Nhà hát Thành phố)
ホームが地下5階建てになっています。下りは地下5階まで降りなければなりませんが、エレベーターやエスカレーターもしっかり完備していました。
また、隣のブランド店が入っている高級ビルと繋がっていました(現在工事中)。
現在はオペラハウスに直結している様子はありませんでしたが、シャッターがあったので将来的には繋がるのかもしれません。
オペラハウス駅1番出口
こちらは一方だけのエスカレーター口の1番出口です。
写真の向こう側には階段の2番出口もあります。
この道路はレロイ通りと言います。レロイ通りをまっすぐ行くとベンタイン駅につながります。
ベンタイン駅まで地下道は繋がっていないのですが、将来ショッピングストリートができる予定もあるようです!
オペラハウス駅3番出口
1番、2番出口の道路を挟んだ反対側にありまるのが3番出口です。
オペラハウス駅4番出口
こちらはオペラハウス駅唯一のエレベーター口があります。将来的にはこのビルと地下でつながる設計になっています。オペラハウスにはこの出口が一番近くです。
正面に見えるシャッターが閉まっているところがビルに繋がる予定です。
オペラハウス駅5番出口
4番出口の道路を挟んだ反対側にあるのが5番出口です。
バソン駅(Ga Ba Son)
3つ目の地下駅、バソン駅。近年、駅ができたおかげで辺り一体に高層ビルが立ち並ぶようになりました。
中心地からはやや離れているものの、こちらもホーチミンの主要な場所になるであろうポテンシャルを秘めています。
5つある出口
バソン駅付近は急激な発展と昔の名残が入り混ざっていて混沌としています。
出口は5つあります。バソン駅に直結しているビル(工事中)と繋がっているのは4番出口と5番出口。現在工事中のため不通となっています。
ヴァンタイン公園駅(Ga Công viên Văn Thánh)
ここから高架駅です。プラットホームは基本的にはどこの駅も同じ作りになっています。
この駅にはヴァンタイン公園が隣にあります。小さな湖があり、周りにカフェのようなものがありました。
高架駅の構造は基本同じです。高架下に大きな出口があって、左右にそれぞれ出口があります。
高架の下はバイク置、駐車場になっています。空きスペースの有効活用ですね。
タオディエン駅(Ga Thảo Điền )
アンフー駅(Ga An Phú)
アンフー駅は巨大なショッピングモールや高級住宅街が隣接しています。
以前こちらの動画で行った場所に電車で行けるようになりました。
国家大学駅(Ga Đại học Quốc Gia)
ベトナムのディズニーランド?スオイティエン公園が目の前。メトロが開業する前はローカルバスで1時間ほどかけて行きました。メトロができることでわずか10分足らずで行くことができます!
まか不思議なアトラクションが多数あります。
ディープな観光スポットに行きたい方はスオィティエン公園へ!
スオイティエンバスターミナル駅(Ga Bến xe Suối Tiên)
終点のバスターミナル駅。ここからベトナム中に行くバスが出ているようです。
また、ここのバスターミナルでは、軽食を取れるカフェが何軒かありますので、お試しあれ!
まとめ
以上、2024年12月22日に開通したホーチミンメトロの詳細でした。
見て回った感じやっぱり日本製だなあ〜と思う部分もあるし、ホームにプラスチック椅子が置いてあったり、施工がとても大雑把だったり、これこそベトナムだな〜と思うところもありました。
ホーチミンに地下鉄ができたら、バイクの海が無くなるのか?
私はバイクは相変わらずすごい数なんだろうなと思います。地下鉄ができたと言っても、目的地に行くにはやはりバイクは必須ですし、バイクの駐輪場が建物の前に必ずあるので、やっぱりバイクが便利ですよね。
そうはいっても10年後にはバイクの海は無くなってしまうかもしれませんが、2025年の今のところバイクは減らないのではないかなと思います。個人的にはバイクの海がなくなってしまうのは寂しい気もしますよね・・・
ということでホーチミンメトロ1号線の開通初日の様子、鉄道の詳細でした!動画はこちらです!
ヘンガップライ!